養育里親になるには①

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どんな人が里親になれるの?~里親の要件~

こんにちは。養育里親のひかりと申します。

前回は、里親の種類について解説しました。

こちらのページでは、どんな人が里親になれるのか、里親の要件について解説していきたいと思います。

  • 年齢制限はあるの?
  • 夫婦でなければできないの?
  • 未婚でもいいの?
  • 共働きだとなれないの?

里親になることをご検討されている方にも、ぜひ読んでいただきたいと思います。

里親の種類についての解説は前回のページ~養育里親ってなに?~もご覧ください。

里親の要件

里親の種類に関わらず、主に以下の要件が公に定められています。

  1. 要保護児童の養育についての理解及び熱意並びに児童に対する豊かな愛情を有していること。
  2. 経済的に困窮していないこと(親族里親は除く。)
  3. 里親本人又はその同居人が次の欠格事由に該当していないこと。 
    • 禁錮以上の刑に処せられ、その執行を終わり、又は執行を受けることがなくなるまでの者
    • 児童福祉法等、福祉関係法律の規定により罰金の刑に処され、その執行を終わり、又は執行を受けることがなくなるまでの者⇒小児に対する性犯罪や児童ポルノ禁止法に抵触する犯罪歴のある人は里親にはなれません。(あたりまえですね)
    • 児童虐待又は被措置児童等虐待を行った者その他児童の福祉に関し著しく不適当な行為をした者

これらの要件を満たしたうえで、必要な研修と実習を修了することが必要です。

逆に言うと、未婚の方でも、高齢の方でも、共働き夫婦でも、シングルマザーやシングルファザーの方でも、要件を満たせば養育里親になることができます!

ただ、実際に委託されるには、里子の養育にある程度時間と力を注げる状況であることが考慮されます。同居家族などの協力してくれる人の支えは必要です。

どうやって調査されるの?

研修や実習が修了すると、児童相談所の職員さんが家庭訪問に来ます。

その際に、里親になるための要件を満たしているかどうかも調査されます。

我が家の場合、3名の職員さんが家庭訪問に来ました。

養育里親になりたい理由や、家族の同意の有無、借金がいくらあるか、収入、貯蓄や車、家、土地などの資産がどれくらいあるかについて聞かれました。

戸籍謄本や欠格事由に該当しない旨を署名する書類、家の平面図などを提出します。

自宅の平面図に沿って、家の中をくまなく確認され、里子を養育できる部屋があるかなどを聞かれました。

私たち夫婦は、自宅の納戸に片付けきれないものをぜーんぶ押し込んで臨んだため、取っ散らかった納戸も見事に晒されてしまいました…苦笑

また、職員さんから、里子に来る子は虐待等で傷ついていたり、もともと育てにくい気質を持っている子どもが多いが、それを承知して養育する意思があるかについても尋ねられました。

家庭訪問では、精神的にも物質的にも、養育里親として傷ついた子どもを養育することができるかを、厳しく見定められていることを感じた時間でした。

家庭訪問の内容については、また改めて別記事で詳しく述べていきたいと思います。

この記事の参考文献:公益社団法人全国里親会「里親の種類と要件

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