里親になって初めての確定申告
先日、里親になって初めての確定申告が終わりました!
とはいえ、毎年医療費控除やふるさと納税で確定申告していたので、増えたことと言えば、里親としてかかった経費を計算して、支給された手当から20万円以上余るかどうかをきちんと整理する、ということなのですが…。
もともと自営業でもないですし、基本給与所得のみなので白色申告で済みます。
里親の経費の考え方、確定申告の必要性については 里親手当の必要経費は何が認められるのか?~税務署にきいてみた~ もご覧ください。
それでも、かかった経費の計算がなかなか難しかったです。
里親という特性上、切り分けられない経費の多いこと多いこと…。
食費、消耗品、車のガソリンなどなど… 一旦総額を出して、里子にかかった割合をかけて、経費として計上できる金額を割り出します。
細かいレシートの管理や領収証の管理など、ズボラな私にとっては細々したことの多い日々でした💦
減価償却できるもの(自宅の建物代、数年前に購入した自動車など)もあったので、それも里子のいた日と人数で割合を出して経費計上しました。
養育里親は儲かるのか
養育里親の情報を集めていると、「里親手当目当てに里親をする人がいる、お金儲けのために里親をやっている人がいる」というようなご意見を目にします。
果たして、養育里親はお金儲けになっているのでしょうか。
確かに、数年前に比べると里親手当は増額され、里親への支援も手厚くなりつつあります。
それでも、実際里親をやってみるとまだまだ不十分だと感じることが多いです。
実際、我が家の場合、必要経費ー委託費はマイナスでした。(つまり、あれこれ計算は大変だったけど、申告する雑所得はありませんでした)
我が家からの持ち出し分の方が多く、一切利益は出なかったのです。
2023年、我が家がお預かりした子はすべて一時保護で、かわるがわるで合計7名。
まだ離乳食も始まらない赤ちゃんの時は、ミルク代、おむつ代はものすごい出費でした。
(実子を母乳のみで育てたので、粉ミルクのなくなるスピードの速さに驚愕したものです)
また、手持ちの衣類も大して持ってこれない状況でのお預かりとなると、短期間でも衣類を購入する必要がありますし、布団を買い足したり、なんだかんだお金がかかりました💦
SIDS(乳幼児突然死症候群)のリスクの高い月齢の赤ちゃんの時は、無呼吸アラームを購入したので、それも数万円しました(乳児院や児童相談所にレンタルできないか掛け合いましたが、不可とのことでした)
それでも一時保護中の赤ちゃんに万が一のことがあってはいけませんから、必要経費です。
それまでの生活背景、生育状況が分からない状況での育児は、ふつうの子育てとは違います。
実子の何倍も神経を使いますし、24時間体制ですから気の休まる時がほとんどありません。
いろいろな苦労もありましたが、どの子も本当にかわいかったです。小さな体をわが身に預けてくれる時の愛おしさといったら、言葉では表せません。
来年も子どもたちの大切な命を守り育てるため、頑張りたいと思います!
